パニック障害の克服を目指す方は、色々と試行錯誤されることも多いと思います。
発作が起こる場面や条件などは本当に色々ですね。当院でもパニック発作の軽減のために様々に施術を行っています。
今回はその中でも自分の苦手な場面に赴いて、その状況に慣れるという”チャレンジ”に関するものをご紹介できればと思いました。
成功も失敗も繰り返す中で、一段階先に進めるためには体内の不全を取り除く必要がある
チャレンジを繰り返せば当然成功もしますし失敗もすると思いますが、辛いのはもし試行が成功したとしても、必ずしもそれが次のステップに進んだとは言えないということです。(心が”前に進んだ!”と思えないということです)
成功体験を経て先に進むためには、まずはその前段階として身体的なひっかかりを外す必要があります。
身体的なひっかかりが取り除かれれば、チャレンジの末に得た成功体験は次のステップにつながっていくことになるでしょう。
これはとても大切なことで心と体がリンクしている以上、精神的な傾向とは全く関係のない身体的な側面もこの症状には大きく関係しているのです。
精神的なひっかかりについては以前の記事で少しだけ記しております。
ご自分の今までの生い立ちの中で、脳と体の動きが不自然になってしまっている運動パターンはありませんか?
その辺りが突破口になると思いますよ!
失敗を引きずらない(わかっていると思うけど)
そして様々にチャレンジされると思いますが、一番大事なことは失敗しても深く考えないようにすることです。
失敗が続いてしまうと、どんどんネガティブな方向に考えてしまうことがあると思います。
しかし、そのように考える必要は一切ありません!(皆さんも心の中ではわかっていると思いますが)
さっさと成功体験を得て先に進んでいきましょう!
薬に頼らないという選択
最後に体調不良を克服するために当然選択肢に入ってくるであろう薬について、当院は薬剤の処方に関して一切関与する立場にありませんので、少しだけ記させていただきます。
施術をしていてよく感じることは、薬を常用されている方の体は独特の硬さをしているということです。説明が難しいのですが、骨と骨のつなぎが卓球のラケットのラバーのような材質で繋がれているような感覚です。うまいこと想像してもらえると助かるのですが、これはとても変化のしずらい(改善しずらい)状態なんです。固まった関節がなかなかほぐれないんです。
ですので当院の傾向では薬を飲んでいる方よりも飲んでいない方の方が改善は早いことが多いです。もちろん薬を飲んでいる方も改善はしていますが、時間がかかることが多いようです。
また睡眠系の薬剤などを中心に断薬が難しいものも多いようです。
もちろん状況によっては投薬がベストな方もいらっしゃいますでしょうし、一番詳しく分かっているのは医療機関のお医者さんですので、しっかりと相談されてベストな選択をしていただけばいいと思いますが、薬を使わないでご自分の行動で体を元通りにしていく選択肢もあるのではないでしょうか?
体を整えて、様々に試行錯誤・チャレンジの行動をしていけば少しずついい方向に向かいますよ!