骨格について

全体がバランス良く自然に元に戻るように!

骨格に関しては、産後の骨盤矯正に限って何か特別なことを行なわなければならないとは考えておりません。
どの症状へのアプローチでも共通している「骨格(や内臓)のゆがみを見つけ、そしてそれを解消していく」というカイロプラクティックの基本原則に則って施術をさせていただければ、的確に骨盤のゆがみ・ゆるみも解消されていきます。

検査をして、ゆがみを見つけ、的確に矯正する。
これだけです。
(シンプル過ぎて、皆さん不満に思うかもしれませんが、結局この方法が一番の王道でベストな方法だと考えています)

唯一産後の骨格で気を付けるポイントを挙げるとすれば、骨盤にある仙腸関節という関節になります。
仙腸関節は出産時に恥骨結合とともにやわらかくなり、出産後は6ヶ月ほどかけて、元の硬さに戻っていきます。
仙腸関節がバランスよく元に戻るように注意していきます。

ただし上で述べました通り、仙腸関節や恥骨結合に注意を払いつつも、体全体のバランスを見ながら「各器官がきちんと機能する骨格」を目指すことが最も重要になります。

ホルモンについて

自律神経と一緒に回復を目指します

ホルモンの調節は特に産後の施術にとって重要だと考えています。
出産時には骨盤や靭帯をゆるめるリラキシンというホルモンの分泌されます。
このリラキシンは出産後数日で分泌が収まると言われていますが、リラキシンの分泌が正常に終息しない場合、その後の生活の中で骨盤のゆがみが広がってしまう可能性があります。

ホルモンの分泌には自律神経が関わっていますので、まず第一に自律神経を正常にすることを考えます。
神経は骨格の中を通っていたり骨格に沿って進んでいたりしますので骨格を整えることで自律神経を整えていきます。
カイロプラクティック、それにオステオパシーは骨格矯正にとても適した施術法です。

また頭蓋骨の中には頭の中でホルモン分泌器官を覆うように広がっている骨があります。
頭蓋骨調整は産後の矯正のホルモン調整という観点でとても有効です。
※ホルモン調整まで考えての産後矯正を考えるならば、「頭蓋骨調整」を追加されるとより効果的です。

筋肉について

インナーマッスルを中心にほぐします

筋肉のこわばりを取り除くこともとても重要です。
筋肉が骨盤の骨たちを引っ張ってしまうこともあります。

腰回りに影響を与える筋肉には 大殿筋、中殿筋、小殿筋、梨状筋、広背筋、腰方形筋、腸骨筋、大腰筋などがあります。
これらの筋肉をいくつかの手技を使い、適宜ほぐしていきます。特に出産前後の期間でインナーマッスルである大腰筋が弱化してしまうことが多いので、大腰筋には注意します。

その他、注意することとしましては、代謝が落ちていますので体液循環をよくすることが挙げられます。
当院ではまずリンパの流れをよくする手技を行ないます。

アプローチ

しっかりとした検査で矯正ポイントを見つけ出します

骨盤や脳頭蓋のゆがみを検査しつつ、整えていきます。
カイロプラクティックで行なわれている検査法は長年の臨床データや研究などで考案されてきた確実性の高いものになります。
その検査をもとに矯正ポイントを見つけ、矯正していきます。

自律神経へのアプローチに関しては、骨格矯正によってゆがみを取り除くだけではなく、背骨の中を満たしている液(脳脊髄液)の流れを強化していく手法も採用します。
体液循環の強化は体に潤いを与え、体内の至る所で起きている小さな炎症を抑える働きがあります。

また筋肉系や内臓の観点からも検査し、軟部組織の偏りや緊張、弱化を解消してきます。
リンパ液の循環強化もオステオパシーの手技を用いて行なっていきます。

これらの技術を駆使し、しっかりとした改善計画で施術を進めていきます。
(骨盤矯正を目的としましても、結局は体全体を見ていかなければなりません。計画的に改善を進めていく途中では骨盤にはほとんどアプローチしない回も出てくるかもしれません。
しかし、それも最終的には骨盤矯正につながっていきます!)

余計なことはしない”施術のみ”のスタイルです

当院はとてもオーソドックスなカイロプラクティック院なので、美容を目的としたストレッチや体操、フィットネスのようなものなどは全く行ないませんが、長期にわたり皆さまが健康になるような施術を行なっていきます。ぜひ一度お試しいただければと思います!

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※施術効果には個人差があります。