こんにちは〜「てくてく」です
毎日寒いですけれど、みなさん体調崩されてないですか?
てくてく治療院は今のところ通常運転しておりますよ
そんなわけで、当院はいつも色々な年代の方に利用していただいています。
その中でどうしても改善のスピードが遅くなってしまうのが
高齢の方なんですね。
長年の癖の蓄積などで体がなかなか変化しなくなっています。
なので高齢の方の体調が良くなってくると、とってもうれしいです
高座渋谷のNさん(80歳男性)はつらい下肢痛で来院されました。
5分くらい歩くともう、太ももが痛くて歩けなくなるような状態でした
Nさんの施術を開始してまず感じたことは「体が硬い!」ということでした。
種々の関節を動かす施術をしてみるのですが、どこでも硬く感じます。
なので、骨格の変位などももちろんチェックするのですが
それよりもまずは体をほぐすことを優先して施術を行いました。
(当院ではマッサージ等を行なうわけではなく、
もう少し生理学的反応に基づいた考えかたで体のほぐしていきます)
体って柔らかすぎてもどうかなと思いますけれど、
やっぱり硬すぎるのも良くありません。
何事もほどほどがいいみたい
体を柔らかくしつつ、少しずつ骨格にもアプローチしていきました。
(なんだかんだ言っても骨格へのアプローチを全くしない
という選択肢はできません。)
忍耐強く、かつ計画的に施術を行なうことを意識し、
現在までに5回終了しましたが予想以上にNさんの状態は良くなってきました
もう治療院に入ってきた瞬間にその違いがわかるんですよね
Nさんはドアを開けるとすぐに「こんちは!!」と挨拶してくださるのですが
その声がすごく元気でハキハキしたものになっていったんです
姿勢も最初はかなり前屈みだったのですが、
明らかにまっすぐに変わっていきました
それと、これはまたちょっと別の視点の話しなのですが
初回に頭蓋骨調整を行なった際、強い下肢痛が出ました。
ただ寝てていただくだけなのに下肢痛が起こるんです。
実は頭蓋骨調整を行なうと、体液循環が活発になり、
このような反応をされる方がたまにいらっしゃるんです。
Nさんの場合はその反応がすごかったんです。
Nさんには申し訳なかったのですが
私はこれを見て「あっ、これはしっかり改善していくかも」と思いました。
何も変わらないのではなく、
「少なくとも明白な変化・反応があった」ということがとても重要なので
2回目以降は頭蓋骨調整を行なってもそれほど痛みは感じなくなり、
それとともに症状も改善しました
実は当初、症状を伺った時点で私は脊柱管狭窄症(以下、狭窄症)を思い浮かべました。
狭窄症は背骨の中の神経が何か(靭帯だったり骨だったり)に圧迫されて、
下半身に痛みが出る状態をいいます
特徴的な症状として、しばらく歩くと痛み等で歩けなくなる
「間欠跛行」があります。(Nさんの症状と似ています!)
またNさんは歩くより自転車に乗る方が楽だったりしたのですが、
これもまた狭窄症の特徴なのです
なので狭窄症だと、かなり改善が大変になるので
「いやだな〜。狭窄症じゃないといいな」と思っていました。
(ただ、Nさんの話しによると病院の先生方は
診察されてもそこまで深刻に捉えず、MRIも撮らなかったとのことなので、
「狭窄症ではないと判断していたのかな」とも考えていました)
結果としては、明らかに狭窄症とは違う回復の仕方をしていますので
神経は圧迫されてなかったのかなと思って、
少し安心しているところです
高齢の方、特に男性の方は体が硬い場合が多く、
改善に時間がかかってしまうことが多いです。
それでも的確に検査をして、適切な施術をしていけば
少しずつでも体を変えていくことは可能だなと改めて感じています
みなさん、本当に本当に
最低限、検査はしっかりと行なう治療院で
施術してもらうようにして下さいね
(脊柱管狭窄症など病気の名前は当方で判断することはなく、
必ずお医者さんが診察して○○病などと決定・診断します。
当方では「お医者さんの言うところの○○病にあたるような
状態かもしれないな」と思いをめぐらせながら施術をしています。)