頭痛に悩んでいる方はとても多く、
何とか和らげたいと思っている方も多いと思います。
皆さんいろいろな方法を試されると思いますが、
その一つに逆立ちをするというのがあります。
(あるらしい。)
本当に逆立ちで頭痛が解消されるのでしょうか?
緊張型頭痛には効果がありそう?
病院の世界では頭痛がいくつかの種類に
分かれていますが、
その中で言うと逆立ちで解消されるのは
緊張型頭痛というタイプのものになるのではないかと思います。
緊張型頭痛は、最も一般的な一次性頭痛
(他の疾患に起因しない頭痛)の一つです。
精神的ストレスや身体的な緊張、
姿勢の悪さなどが原因となり、
頭部や首・肩の筋肉が緊張することで発生します。
頭部や首に圧迫感や締め付けられるような痛みが出ます。
簡単に言うと肩こりからくるタイプの頭痛ですね。
肩こりは肩の血流不足がとても関係しているので、
逆立ちすることによってこの血流が変わり、
頭痛の解消が期待されるようです。
総合すると頭痛に逆立ちを使うのは得策ではない
ただし、頭痛は他にも種類がありますし、
厳密には分類できないタイプも多いと感じています。
偏頭痛と呼ばれるタイプの頭痛では、
骨格の歪みを原因としているケースも多く、
このケースの場合には逆立ちをしてしまうと
骨格も歪みがエスカレートしてしまう可能性があります。
ですので、安易な結論になってしまいますが、
頭痛の解消目的で逆立ちをする事は、
やはりあまりオススメはできません。
(これはめまいや耳鳴り、緑内障の方にも当てはまります)
逆立ちが何に向いているか
それでは逆に、逆立ちは何かに有用なのでしょうか。
当院には体力に自信のある方も
多くいらっしゃっております。
(体力に自信があるからこそ、
いろいろ負荷をご自分にかけ、
ケアが必要になってしまう方が多いみたいです。)
そういった方の肩の障害をカバーするために
逆立ちで腕立て伏せをすることをお勧めしたりしています。
実は四十肩になってしまった主婦の方などにも
ある程度痛みが減ってきた段階で
腕立て伏せをしてもらったりしています。
(これはもちろん普通の腕立て伏せですよ!)
肩痛の回復にとって、筋肉の強化って
予想以上に大事なんですよ。
さらにさらに、
逆立ちで筋トレしたら、より一層鍛えられそうですよね。
肩周りをバッチリ強化したい方にはすごくオススメです!
(怪我しないように自己責任で行ってくださいね!)
それと、頭痛のセルフケア方法については
こちらのページなどで紹介していますので、
ぜひ読んでみてくださいね!!