トラックの運転手さんなど
長時間自動車を運転される方の腰痛が
問題になっています。

当院でも
実際何人かの方を
施術したことがあります。

なぜ長距離運転の方は腰痛になりやすいのか

体の異常は、
これは車の運転に限りませんが
長時間同じ姿勢で固定されていた場合に
起こりやすいです。

基本的にスポーツ等で一瞬強く
当たられるよりも、
わずかに傾いているような姿勢を
長時間過ごしている方が
体が歪むと言われています。

なので長時間運転される運転手さんも
体がずれやすい土台ができているといえます。

加えて運転が終わった後には
荷物の積み下ろし等がある場合が
多いと思いますので、

今までじっとしていて
固まっていた体が急に動きますので、
筋肉は引きずられ、

骨格も急に動くので、
腰を中心に体を痛めてしまう
可能性が大きいのです。

また、別の視点として
これは当院での印象にはなりますが、
運転で長時間、振動を受けていた方の場合、
脊柱管狭窄症などが
起こりやすくなっているように
見受けられます。

このような背景から、
日常的に自動車を運転される方は
セルフケアがすごく重要に
なってくると感じています。

どう対策していくか(セルフケア方法)

セルフケアですが、
まず大事なのは筋トレだと思います。

トラックの運転手さんは
重い荷物を持ち運びしているので、
それほど筋力不足には
なっていないとは思いますが、
固まっている筋肉をほぐす
と言う意味でも多少は
行ったほうがいいと思います。

やはり腹筋と背筋の筋トレが大事です。
そして、日常生活の中ではどうしても
腹筋のフォームをなることが多いので、
(背中を丸める形)
最重要なのは背筋筋トレの形
ということになります。

なので、ここでいう背筋筋トレは
ジム等の器具を使って行うものではなく、
シンプルに地面にうつぶせになって
上体をそらすように行う
背筋筋トレになります。

これによって腹筋と
逆の形を取ることになり、
筋トレしながら
腰痛を予防することができます。

また、座席のシートについてなのですが、
あまり後ろ倒しにするのは
良くないと考えます。

シートを後ろ倒しにすると
どうしても仙骨(尾てい骨まわりの骨)や
下のほうの背骨が丸くなり、
腰痛になりやすい形になってしまいます。

できるだけこういった姿勢は
避けるようにしましょう。

それでもダメなとき…、狭窄症への警戒

それでも、
こうしたセルフケアを行っていても
腰痛になってしまう場合もあります。
そういった場合はぜひ当院のような
施術院を頼ってもらえればと思います。

厚生労働省では
原因のわからない腰痛を
非特異的腰痛と定義していますが、
厚生労働省「運送業務で働く人の腰痛予防のポイントとエクササイズ」

こういった非特異的腰痛
(ほとんどがこれらしい)も
施術院ではもう少し深く
原因を探ることができます。

腰痛の原因がなかなか特定できず、
生活環境やストレスまでもが
腰痛の原因となりうると
言及されていますが、

よく観察していくと、
ほとんどの場合ケースで
腰部まわりに原因を
発見できます。

僅かなつっかえなども多く、
そういったズレをしっかり
発見・ケアしていくことで、
腰痛の大半を解消できています。

また、振動の多いお車に乗られている方は、
早めから狭窄症への警戒をされることも
大事なことだと思います。
(当院の脊柱管狭窄症に関するページ
ご一読くださればと思います。)

もし機会がありましたら
一度当院の施術を
お試しいただければ嬉しいです🌟😊